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朝鮮日報 記事入力 : 2012/04/01 09:10
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/01/2012040100086.html
30-40代の韓国人溶接技師が豪に殺到
「第2の人生を海外で」
溶接技師のための専門学校に通う受講生、ほとんどが30-40代
努力次第では年俸1億ウォンも
ソウルの製薬会社に営業マンとして勤務していたキム・ヨンヒョンさん(35)は今年2月、家族と共に韓国に別れを告げ、オーストラリアへと向かった。
キムさんはオーストラリアで新しい職場を見つけた。
それは、製薬会社でも営業マンでもない。出国前に溶接技師としての技術を身につけたキムさんは、オーストラリアの配管溶接会社に就職した。
キムさんは、その会社で年間10万7000オーストラリア・ドル(約930万円)の基本給を受け取ることになった。
オーストラリアは最近、資源開発と鉄鋼産業の発展で、熟練工が不足している。
オーストラリア政府はこれを打開するために昨年5月、就労ビザ「457ビザ」の発給条件を緩和した。
「457ビザ」を取得した外国人は、オーストラリアの永住権者や市民権者と同等の給与が保障され、不利益を被った場合は転職することもできる。
4年間の滞在後に期間を延長することもできるが、これは永住権を取得する際に有利となる。
今年1月に同ビザを取得し、オーストラリアのパースで溶接技師として働くパク・ソンハさん(34)は「今年の年俸は1億2000万ウォン(約870万円)くらいになると思う。
オーストラリアの物価は決して安くはないが、韓国にいた時よりも余裕のある生活を送っている」と話した。
京畿道水原市にある溶接技師の養成学校には、現在約80人の受講生が在籍している。
受講生のほとんどが30-40代で、第2の人生を夢見て勉強しているわけだ。
同校のキム・ジョンウン院長は
「世界各国の溶接技師たちがオーストラリアに集まっているが、韓国ではまだこうした事実が広く知れ渡っておらず残念だ。
現地の事情に合わせた教育を受けられれば、誰でもオーストラリアでの就職に挑戦できる」
と説明した。
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