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2012年4月7日09時02分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120407-OYT1T00161.htm
「爆弾低気圧」、原因は珍しい「暖気核」?
今月3~4日に日本海上を駆け抜けた低気圧が、台風並みの強風をもたらしたのは、大陸からの寒気が南側の暖気の一部を取り囲んでできた塊「暖気核」が原因の一つであることがわかった。
気象研究所が6日、分析結果を発表した。
日本海の上空で急発達する低気圧に暖気核ができるのは珍しい現象という。
低気圧の中心気圧は、2日午後9時からの24時間で42ヘクト・パスカルも低下。
24ヘクト・パスカル以上低下する「爆弾低気圧」となった。
気象研は、低気圧が上空の気圧の谷と重なったのと同時に、水蒸気を含む暖気が流入、低気圧を発達させるエネルギーが供給されたためとみている。
さらに、地表付近の風を強めたのが暖気の塊「暖気核」だ。
気圧の谷とともに南下してきた寒気が、暖気の一部を取り囲み、低気圧の下層に暖気核が形成された。
暖気核は日本海の東側で発生し、低気圧の中心付近と、その周囲で温度差が大きくなって、特に東北地方では風が強まる要因となったという。
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