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● 「フィリピンに告ぐ、中国は最後のチャンスを与えているだけだ」
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年4月11日 11時26分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60286&type=0
フィリピンに告ぐ、
中国は最後のチャンスを与えているだけだ」
2012年4月9日、中国紙・環球時報(電子版)は、中国軍事科学研究会副秘書長の羅援(ルオ・ユエン)少将の寄稿記事を掲載した。
中国と南シナ海の領有権をめぐり対立するフィリピンに対し、
「中国は今の平和な状態に最後のチャンスを与えているだけだ」
と警告している。
以下はその概略。
最近、フィリピンが頻繁に演習を行うようになった。
またしても米国の虎の威を借り、ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議を主導して、大勢で中国を袋叩きにするつもりなのだろう。
フィリピンがこれほどわがもの顔に振る舞う目的は
▽南シナ海の天然ガスを強奪したい
▽米国のアジア回帰の手先となり、米国の機嫌を取りたい
▽ナショナリズムをあおり、国民の目を国内のゴタゴタからそらしたい
▽中国と南シナ海の領有権を争っている国々との仲を引き裂き、ASEANの主導権を握ろうという分不相応の野望を抱いている、
の4つに分けられるだろう。
だが、残念ながらフィリピンは大きく勘違いしている。
米国が世界第2の経済大国である中国といざこざを起こす勇気があると思っているのか。
フィリピンにとっても中国は米国、日本に次ぐ第3の貿易相手国だ。
アキノ3世の支持率も低下していると日本メディアが報じている。
経済政策に対する不満が高じているようだが、中国を敵に回せば、その経済的損失は計り知れない。
国民に豊かな生活を提供できなければ、どうなるのかは分かっているはずだ。
フィリピンは、中国が最大の我慢と誠意で今の平和な状態に最後のチャンスを与えていることに気付いていない。
中国の善意を単なる「弱腰」だと勘違いしている。
フィリピンの政治家たちは分かっているはずだ。
国力でも軍事力でもフィリピンは中国の足元にも及ばない。
中国にどんなに刃向おうとも、それは卵が石に体当たりするようなものだ。
良いことをしても、悪いことをしても、必ずその報いがある。
今すぐでなくとも、時期が来れば必ず相応の報いを受けることになるのだ。
フィリピンもそのことを肝に銘じておいた方がよい。
』
まるでヒトラーばりですね。
ヒトラーは世界を知っていいた。
中国はまだ世界の田舎者にすぎない。
中国人は世界を知らない。
田舎者の見栄っ張り、脅しといった様相があまりに浮き立ってしまっている。
脅されるかわいそうなフィリッピン人、
脅してけりをつけようとするかわいそうな中国人。
『
サーチナニュース 2012/04/12(木) 11:18
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0412&f=politics_0412_012.shtml
フィリピン軍艦と中国監視船の“にらみ合い”続く=南シナ海
フィリピンの西側海域の南シナ海で、同国軍艦と中国の監視船のにらみ合いが続いている。
両国が領有を主張している中沙諸島(マクルスフィールド諸島)付近で10日、操業していた中国漁船をフィリピン軍艦が拿捕(だほ)しようとしたところ、中国の監視船が阻止。
中国側はフィリピンに違法な行為をただちにやめるよう要求している。
中国新聞社が報じた。
フィリピン海軍の偵察機が8日、同国が実効支配している黄岩島近くに中国漁船8隻が停泊しているのを発見。
偵察機は同島が「フィリピン領だ」と警告。
フィリピン海軍は現場に所属軍艦のPF-1を派遣した。
10日になり、現場に到着したPF-1から将兵の1隊が中国漁船1隻に乗り移り、現場海域で採取した大量のサンゴや魚介類を船内で発見。違
法に取得したものとして没収することと、取り調べのための乗組員の身柄拘束と漁船の拿捕(だほ)を宣言した。
一方で、中国側は監視船の「中国海監75」と「中国海監84」を現場に急行させ、「中国漁民の逮捕を阻止する」として、フィリピン海軍・PF-1の行く手を阻んだ。
フィリピン側は中国に対して
「黄岩島はフィリピンの領土の一部であり、フィリピン海軍は黄岩島でフィリピンの法律にもとづき公務を執行していた」
と表明した。
中国側はフィリピンに対して、違法な行為をただちにやめるよう要求している。
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◆解説◆
中沙諸島はフィリピンの西側の南シナ海にある諸島。
ただし、水上に露出しているのは黄岩島のみ。
中華人民共和国、中華民国(台湾)、フィリピン、ベトナムが主権を主張しているが、軍は進駐していない。
』
『
日経新聞 2012/4/12 0:08
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E3E2E4958DE3E3E2E6E0E2E3E09494E0E2E2E2;at=ALL
南シナ海、中比艦船にらみ合い
【マニラ=共同】フィリピンと中国が領有権を争う南シナ海の浅瀬で、中国の海洋監視船とフィリピン海軍の艦船がにらみ合いを続けていることが11日、分かった。
フィリピン外務省が明らかにした。
フィリピンのデルロサリオ外相は中国側に、この浅瀬は「フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内だ」と主張し
「緊張を高めるような行動を控えるよう」
申し入れた。
一方、在フィリピン中国大使館は11日、
「中国領海内でのフィリピン側の違法行為だ」
として、フィリピン海軍の艦船に対して直ちに現場を離れるよう求める声明を発表。
中国外務省の劉為民報道局参事官は同日の記者会見で「中国の主権を侵害し、南シナ海の平和と安定を維持するとした両国合意に反する」と非難。
ただ、両国は「平和的解決」に向け協議中という。
浅瀬はフィリピンのルソン島の西に位置し、両国などが領有権を争う南沙(英語名スプラトリー)諸島の北にある。
フィリピン外務省によると、同国海軍の偵察機が8日、浅瀬に停泊している中国漁船8隻を発見。
海軍艦船を派遣して10日に調べたところ、サンゴやサメなどを大量に取っていた。
中国の海洋監視船2隻も現場に到着し、フィリピン海軍の艦船と向き合っている。
フィリピン側は「違法操業」と強調しているが、中国側は、悪天候で漁船12隻が浅瀬に避難していたと説明している。
』
『
AFP BBNews 2012年04月12日 20:27 発信地:マニラ/フィリピン
http://www.afpbb.com/article/politics/2871008/8771143?ctm_campaign=txt_topics
南シナ海でフィリピン艦船と中国監視船が5日間にらみ合い
【4月12日 AFP】
中国とフィリピンの船舶が互いに領有権を争う南シナ海(South China Sea)で対峙(たいじ)する事態が続いていたが、フィリピンが12日に艦船を引き上げ、5日間にわたったにらみ合いは収束した。
フィリピンのアルバート・デルロサリオ(Albert del Rosario)外相が同日、艦船を引き上げたことを明らかにした。
同海域をめぐる領有権の外交交渉は続けていくという。
にらみ合いは8日、フィリピンのルソン(Luzon)島から124海里沖にあるスカボロー礁で操業していた中国の漁船8隻をフィリピン海洋当局が発見したことから始まった。
フィリピン側は、フィリピン本土から200海里内にある現場海域は、国際法で定められた排他的経済水域(EEZ)内で中国漁船は違法操業にあたると主張。
これに対し、中国側は南シナ海は全域が中国の領有範囲だとの持論を展開し、他国の浅瀬であっても中国漁船の操業は違法ではないと反論している。
フィリピン海軍は最新鋭の艦船を現場に派遣し、中国人船員らの逮捕を試みたが、中国も10日になって監視船2隻を派遣し、フィリピン艦船による漁船への接近を阻止。
フィリピン艦船と中国の監視船がたがいににらみ合い、両国政府が互いを非難しあう事態が続いていた。
(c)AFP/Jason Gutierrez
』
フィリッピン側が艦船を引き上げたということは中国の脅しに屈したということになるのであろうか。
それとも、何らかの合意があったのだろうか。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年4月13日 16時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60430&type=0
中国とフィリピン、南シナ海領有問題で「最も深刻な対峙」
2012年4月12日、中国とフィリピンが互いに領有権を主張している南シナ海の中沙諸島海域で、中国の海洋監視船とフィリピン海軍の艦船が、一触即発の状態となっている。こ
れを米AP通信は、「両国が領海問題をめぐって発生した最も深刻な対峙(たいじ)」と伝えた。
東方今報の報道。
南シナ海の中沙諸島(英語名:マックルズフィールド・バンク)唯一の島嶼(とうしょ)であるスカボロー礁(中国語名:黄岩島)で、フィリピン海軍偵察機が8日、中国漁船8隻が停泊しているのを発見した。
10日になり、フィリピン側は漁船に乗り込んで乗組員を拘束しようとしたが、中国の海洋監視船2隻が両者の間に割り込み、それを妨害。
漁船からは違法に獲った大量の海産物が発見された。
11日、フィリピン外務省は事件についての経過を発表。
同国の漁業法や海洋環境保護法を執行中と表明した。
同日、在フィリピン中国大使館も事件について認めた。
張華(ジャン・ホア)大使館報道官は、フィリピン外務省と海軍に対し、
「ただちに違法な活動を停止せよ」
と求めたと発言。
中国の海洋監視船は自国の領海に関する権益を守ると表明した。
今後も引き続き解決に向けて厳正な交渉を続けるという。
フィリピンは、スカボロー礁は同国の排他的経済水域(EEZ)内であり、領土の一部と主張している。
現状、同国海軍の管理下にあり、実効支配をしている。
中国側も
「スカボロー礁は固有の領土であり、争いようのない主権を有している。
南シナ海の平和と安定を礎に、ともに努力し、両国関係の健康的な発展に向けて良好な条件を満たすべき」
と主張している。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年4月13日 8時44分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60391&type=0
フィリピン在住中国人が大量引き揚げか=一触即発の南シナ海情勢
2012年4月11日、環球網によると、フィリピンの現地メディアは、フィリピン政府による南シナ海のスカボロ礁(中国名・黄岩島)領有宣言以来、各地に住む中国人が大使館からの
「不確定要素が増加している」
という知らせを受け、秘密裏に帰国していると伝えている。
フィリピン税関の統計によると、ここ3日間で3万人以上の中国人がフィリピンを出国している。
現地メディアは、中国はシナ海での戦力を拡充しており、フィリピンに対し武力を行使する可能性も排除できないと伝えている。
南シナ海の主権を巡る争いで、フィリピンの活動はベトナムを超える勢いで活発化しており、中国に対し強い反発を見せている。
フィリピンは米国を南シナ海問題に引きずり込み、米国の手引きにより他の大国も南シナ海に口を出すようになった。
中国が抱える問題は複雑化し、中国もフィリピンに対し強い反感を抱いている。
フィリピンは多数の島で構成され、防衛における優位性は低い。
中国は南シナ海とマニラの東側から挟み撃ちにすることもでき、戦争が起こればフィリピンにとって大きな脅威となるだろう。
中国は経済的、政治的に大きな打撃を与えることができる。
例えば南シナ海で禁漁措置を採り、エリアごとに交代で軍事演習を行い、強硬な態度でフィリピンを威嚇するのである。
フィリピンに対する武力の発動が功を奏せば、中国と領土問題を抱える国に対しても同様の圧力をかけることができる。
そうなれば、武力行使することなく紛争を解決できるようになるかもしれない。
』
「脅し」というのは相手が折れて価値がある。
相手がオレなかったムナシイ。
周辺諸国、特に日本にかけたら中国はヤバイ。
海軍力にかけては日本は中国より上である。
船舶数だけで勝敗がきまるものではない。
なにしろ、歴史的に海戦履歴がうず高く積もっている。
それに対して中国の海戦歴は日清戦争だけであり、それも敗戦の経歴である。
日本に対してはオドシは効かない。
そして効かないオドシはその結果が、脅した側に振りかかる。
惨めな結末を迎えてしまう。
逆に言うと、尖閣諸島あたりで中国海軍がオドシを日本にかけてくれれば、日本にとっては喜び勇んでしまうだろう。
北朝鮮がミサイルを、中国が海軍力を仕掛けてくれれば、願ったりかなったりだろう、日本は。
「待ってました」、というわけである。
さて、中国は危険な火遊びができるほどのオドシを掛けられるか。
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