2012年5月17日木曜日

イギリス給食はダイエット対策

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 肥満というとトップに出てくるのがイギリス。
 次はアメリカ、それにオーストラリア。
 アングロサクソン系がトップを占めているのが昨今の状況。
 肥満の原因はというと簡単。
 「単なる食べ過ぎ」
 その食べ過ぎたものが、ついでに高カロリーときているからたまらない。
 イギリス料理といえば「フィッシュアンドチップス」、アメリカンだとマクドナルドの「ビッグバーガー」となれば先は見えている。
 マスプロダクト的な肥満製造国家だ。
 それも子どものころからとくるから手におえない。

 ことは食べるものを半分にすれば、一気に解決する。
 ところが子どものころからデカクなってしまった胃袋はちょっとやそっとでは小さくならない。
 そこでまず、「子ども胃袋作戦」が実行されることになった。
 「子どもの肥満を防止しよう」
 そして、給食も少なめにという配慮がなされることとなった、のだが。
 それが子どもには気に入らない。


Narinari.com - ‎2012年5月11日‎
http://www.narinari.com/Nd/20120517952.html

わびしい給食を英少女が嘆く、ブログ掲載の写真に驚きの声が続々。

 学校で勉強する子どもたちにとって、給食は楽しみの1つ。
 最近の日本では給食費の滞納が大きな問題となっている一方、栄養士によって工夫された豊富なメニューが提供され、日々子どもたちのお腹を満たす努力がなされている。
 しかし所変わって英国では今、学校で出される給食を紹介する少女のブログが注目を集めているそうだ。
 少女は、いつもお腹が満たされぬまま帰宅する現状を知ってもらいたいと、給食の写真を掲載したブログを開始。
 すると、あまりに寂しい量の給食に多くの人が驚き、Twitterなどを通じて話題を呼んでいる。

 英紙デイリー・メールやサンなどによると、この少女はスコットランド地方西部にある学校に通う9歳のマーサ・ペインちゃん。
 彼女の学校では、毎日2ポンド(約250円)の費用で給食が提供されているそうだが、以前からその中身に不満を抱えていたという。
 そこで彼女は大人たちにお腹が満たされない現状を知ってもらおうと、父親の助けを借りて給食の写真を掲載し、自分の評価を紹介するブログを4月30日から始めた。



 ところが、いざ先生の許可を得て給食の写真を撮ろうとしたのは良いものの、まさかのカメラ故障のアクシデントが発生。
 1週間ばかりうまく行かずに更新されないままだったが、結局父親にカメラを借りてようやく写真撮影に成功し、最初の給食紹介は5月8日付で行われた。
 掲載されたのは、8日当日と前の週に出されたという2枚の写真。
 それらは、ワンプレートの容器にあまりに多くの隙間が見える、充分過ぎるインパクトがある給食の写真だった。



 特に8日の給食で出されたのは、ピザとコロッケ1つにカップケーキ、それに粒が数えられそうな程度のコーンのみで、誰が見てもあまりに少量。
 ペインちゃんはコメントの中で、「ピザは問題なかった」とする一方、「コロッケはもっと食べたかった」と不満を示している。
 そして、彼女にとって1番の問題はやはり量だったようで、
 「私は午後も(授業に)集中しなくてはいけないのに」
 「(この量で)皆さんも集中できる?」
と訴えた。
 給食に対する彼女の評価点も10点満点中6点と、5月10日まで紹介された中で最低の点数を記録している。



 彼女のブログについて父デイブさんは、始める際に
 「『人気になるんじゃないか』と冗談を言ってたら、本当にそうなるなんて思わなかった」
とコメント。
 8日の更新後にペインちゃんがチェックしたとき、ブログへのアクセス数はわずかに「3」だったという。
 しかしブログを見た人たちがTwitterで広め始めると、一晩にしてアクセス数は2万5,000へと急上昇。
 コメントも多数寄せられ、5月10日にはアクセス数が10万を超えたそうだ。

 実際、彼女の学校給食には多くの人が衝撃を受けたようで、コメント欄には「信じられない」「これで2ポンドは高すぎないか」など、彼女の気持ちに共感する意見がズラリ。
 同時にこのブログを始めた彼女のアイデアを評価する声もあり、英国内に留まらず、スペインや南アフリカ、ブラジルなど世界の人から激励のコメントも多数寄せられている。
 また、英国の大人気シェフで、学校給食の改善運動に取り組んでいるジェイミー・オリヴァー(※「裸のシェフ」の呼び名でも知られる)も彼女のブログを見て、父親にTwitterでメッセージを寄せたそうだ。

 彼女の学校は特定されていないものの、複数の英国メディアが報じていることから、学校関係者にも給食に対する人々の意見が耳に届いているはず。
 わずか数日の間に英国で広がった1人の少女の声が、学校給食の改善を促す動きに繋がっていくと期待したい。




CNNニュース 2012.06.16 Sat posted at: 10:44 JST
http://www.cnn.co.jp/tech/30006996.html

英国小学生の「給食」ブログに世界が注目 地元では政治論争も


●画像=NEVERSECONDSより

 ロンドン(CNN) 英国の小学生マーサ・ペインさん(9)の学校給食に関するブログがネット上で大きな話題となり、地元ではちょっとした政治論争にまで発展している。

 マーサさんは自身のブログで、毎日の学校給食について詳述し、さらに味や量、栄養や健康面への配慮などを点数化した。

 このブログが大反響を呼び、開始半年後にはネットビュー数が300万を突破。米国など世界中の子どもたちがマーサさんにメールで自分たちの学校給食の説明や写真を送り始め、さらに英国の人気シェフ、ジェイミー・オリヴァー氏からも激励の言葉が届いた。

 しかし、地元アーガイル・アンド・ビュートの協議会は、学校給食サービスへの不当な攻撃がマスコミで大きく取り上げられ、給食調理スタッフの間で仕事への不安が高まっているとしてマーサさんに食堂での写真撮影を禁じた。

 マーサさんはブログ上で「写真が撮れなくなって悲しいし、給食に関する意見交換やみんなの給食の写真が見られなくなるのは寂しい」と不満を述べた。

 これにマーサさんの3万4000人のサポーターの一部が素早く反応。
 現地時間15日昼までに1100件以上のコメントが寄せられた。

 米国ミネソタ州の47歳の主婦は、協議会の動機はあくまで「自己防衛」と批判。
 他にも、マーサさんのブログは世界中の学校で生徒に提供される食べ物に関する問題を提起したとして、マーサさんのブログ継続と写真撮影を認めるよう求める声が相次いだ。

 アーガイル・アンド・ビュート協議会は15日、ウェブサイト上で、今年の夏に生徒、協議会メンバー、学校給食の調理スタッフらが参加する「学校給食サミット」を開催することを約束した。




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