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朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/29 10:25
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/29/2012052900867.html
死ぬ前に人生を振り返る…日本で「終活」ブーム
原因は孤独死の増加
「早めに人生の最後に備えましょう」
一人暮らしの高齢者が急増している日本では、人生の最後にあらかじめ備える「終活(臨終に備える活動)」がブームとなっている。
これは死後しばらくたってから発見される孤独死が急増したことにより、不安を感じる人が増えているからだ。
現在日本では65歳以上の人口の60%以上が、一人暮らしか、夫婦だけで暮らしている。
あらかじめ万が一の事態に備える必要があるわけだ。
最近日本でいわれている「終活」とは、葬式や相続などの問題に備えるというレベルを超えている。
「旅支度」という会社は、インターネット上での自分の人生史を整理したホームページ作り、死後に電子メールやスマートフォンで自分の家族や友人に送る動画の制作などを支援している。
近づいてくる死に備えるだけでなく、生きてきた日々を整理し、
もう一度死の意味について考えるきっかけを提供する
という趣旨だ。
終活を学ぶ講座も増加している。
終活カウンセラー協会、シニアライフマネジメント協会などは、高齢者が直面する介護、医療、相続に関する問題をどのように処理するのかに関する講座を開設した。
終活と関連した知識を測定する「検定試験」も実施している。
書店では「エンディングノート」が販売されている。
このノートは病気が急激に悪化し、意識がなくなった時に備えるものだ。
エンディングノートは遺言状と異なり、法的拘束力はない。
しかし延命治療を受けるかどうかということから、葬式の手順、葬式の参加者名簿、子どもたちに伝えたい話などを詳しく記録できるようになっている。
日記を書くように簡単に作成し、自分の老後と死について考えるきっかけにもなる。
エンディングノートの作成方法を教える講座も各地で開設されている。
『自分だけで準備する臨終』
『終活ハンドブック』
『迷惑をかけない人生の幕引き準備帳』
など、終活関連書籍も10種類以上販売されている。
埼玉県蕨市の「にぎわいサロン」は、終活カウンセリングを専門的に行う会社だ。
この会社は専門的なカウンセリングと定期的なセミナーを通じ、老後の備えおよび死と向き合う方法を教える。
幾つかの共同墓地を回り、各墓地の特徴を比較、選択できるよう支援する関連プランも人気だ。
同じ共同墓地や納骨堂を予約した人同士が交流する集まりも活発に行われている。
死後、永遠に一緒に過ごす友人を作ろうという趣旨だ。
日本ではベビーブーム世代である団塊世代が一気に退職の時期を迎え、終活に関連した多様な商品や関連業者がさらに増加すると、専門家は見ている。
団塊世代は、本格的な家族解体の時代を迎え、本当の意味での老後と臨終を自ら準備しなくてはならない初めての世代だといわれている。
文部科学省の諮問会議も最近、生涯学習に関する報告書を通じて
「人生の最後の時間を過ごす方法を生涯学習に取り入れるべきだ」
と発表した。
報告書は
「生涯学習では死に関する議論を避けているが、どのように死と向き合うかを学べば現在の人生も充実させられる」
としている。
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欧米のホスピスを真似たものだろう。
やはり日本は進んでいる。
バラエテイーに富んでいる。
「死なせない医療」
というのは、結局
病人を苦しめ医療費をふんだくる医者の金儲け主義であることが、昨今あからさまに分かってきた。
人間は不要に生きるべきではない。
点滴だけで生きているような「生」が生きがいとは誰も思わない。
念仏題目のように「長生き、長生き」と唱える時代はすぎさりつつある。
戒名数十万円という坊主の金儲けに手を貸すまったく必要はない。
これから、死と葬式は大きな変化を受けることになるだろう。
いい傾向である。
もっと発展させないといけない。
どうでもいい「長生き」だけが人生ではない。
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