2012年5月11日金曜日

韓国:坊主がビデオに上手に賭博の画を描いた

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● 全羅南道長城郡の白羊寺近くにある宿泊施設で、修行僧らが酒を飲み、たばこを吸いながら賭博に興じる様子を撮影した動画が9日に公表された。
曹渓宗総務院の副室長をはじめ執行部6人は翌10日に謝罪し、問題の責任を取って総辞職した。
/動画の一部


欲まみれの坊主たち


朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/11 11:08
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/11/2012051100998.html

僧侶が徹夜で賭博、韓国仏教界に衝撃
僧侶による賭博・飲酒・喫煙の様子を撮影した動画公表
曹渓宗トップの真際和尚が謝罪


全羅南道長城郡の白羊寺近くにある宿泊施設で、修行僧らが酒を飲み、たばこを吸いながら賭博に興じる様子を撮影した動画が9日に公表された。 
曹渓宗総務院の副室長をはじめ執行部6人は翌10日に謝罪し、問題の責任を取って総辞職した。

複数の僧侶が飲酒・喫煙をしながら明け方まで賭博を行う様子を捉えた動画が公表され、韓国仏教の最大宗派「曹渓宗」は大混乱に陥った。
身内で弟子でもある僧侶の不祥事により宗正(教団のトップ)が謝罪し、総務院の執行部が全員辞任するという異例の事態にまで発展したのだ。
曹渓宗・宗正の真際和尚は今年3月25日に就任したばかりだが、初めての会見で今回の不祥事について謝罪した。
それだけ非常に深刻な問題だったのだ。

■賭博に酒・たばこ、衝撃の動画

ソンホ僧侶が9日にソウル中央地検に提出した告発状の要旨は
「8人の僧侶が4月23日午後8時から翌日の午前9時まで、酒を飲みたばこを吸いながら賭博行為(ポーカー)を行い、善良な風俗と社会の秩序を害した。
徹底して捜査を行い、厳罰に処することを求める」
というものだった。

動画に映し出された僧侶らの行動はまさに衝撃的だった。
曹渓寺の前の住職で、国に例えれば国会議員に相当する中央宗会議員を含む8人は、4月23日夜から翌日の朝まで、ホテルの部屋で徹夜でポーカー賭博に興じていたのだ。

隠しカメラの存在を知らなかった僧侶たちはたばこを吸い、酒を酌み交わしていた。
動画には賭博の最中に1万ウォン(約710円)、5万ウォン(約3550円)紙幣がやりとりされる場面も映っていた。
ソンホ僧侶は
「億単位(1億ウォン=約710万円)の賭場だ」
と主張しているが、曹渓宗護法部は
「億単位というのは言い過ぎ」
と反論している。

問題の動画は隠しカメラによって撮影されたものだ。
違法に撮影された動画は裁判で証拠として認められないが、これに基づいて捜査を行うことは問題ない。
動画は捜査を依頼するため意図的に撮影されたものとみられる。

白羊寺は「古仏叢林」と呼ばれる百済時代から続く名高い寺で、8人が徹夜で賭博を行った24日は、この寺の住職を務めた故・チジョン僧侶の四十九日の法要が執り行われた日だった。
動画によると、僧侶たちは徹夜で午前9時13分まで賭博を続け、そのわずか50分後に法要に出席していた。
曹渓宗は今年3月から「自省と刷新決死推進本部」の主催により「1000日精進決死」を行っていた。

■事態の収拾を急ぐ曹溪宗

総務院長のチャスン僧侶は5日にこの問題について報告を受け
「直ちに当事者全員を集め、宗憲宗法に従って厳重に処罰せよ」
と指示したという。
また不祥事に関係した曹溪寺の住職から直ちに辞表を受理し、曹渓宗の検察に相当する護法部も問題の詳しい内容について調査を行っている。

告発状が受理された翌日の10日朝、総務部長、企画室長、財務部長、社会部長、文化部長、護法部長の執行部6人全員が辞任したことも、反省と謝罪を行動で示すための決定だった。

幹部クラスのある僧侶は
「いかなる言い訳も許されない事態だ。
まず総務院執行部が国民の前で深く謝罪する姿を示さなければならない。
そのため執行部全員の辞任を決めた」
と述べた。






朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/11 11:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/11/2012051100996.html

僧侶がホテルで賭博、曹渓宗幹部が一斉辞任

「(賭博に参加した僧侶たちは)他者の施しによって食べていく資格などない。
私が代わりにざんげする」

韓国仏教の最大宗派「曹渓宗」の宗正(総本山の最高統括者)が10日、釈迦(しゃか)誕生日(今年は5月28日)を記念する記者懇談会で「僧侶の賭博騒動」について謝罪し、仏教界を厳しく叱責(しっせき)した。
僧侶のプライベートな問題をめぐり、宗正が直接謝罪の意を示したのは極めて異例だ。
曹渓宗の総務院(宗務をつかさどる部門)の幹部6人も10日午前、一斉に辞任した。

曹渓宗が早急に謝罪と事態の収拾に乗り出したのは「僧侶賭博事件」の波紋が大きいためだ。
ある僧侶が今月9日、僧侶8人が賭博を行う様子を撮影した隠しカメラの映像を、告発状と共にソウル中央地検に提出した。
映像は4月23日に撮影されたもので、全羅南道の白羊寺近くにあるホテルに宿泊中の僧侶たちが、賭博に興じる様子のほか、飲酒・喫煙する姿も収められている。
僧侶たちは24日午前9時15分ごろまで賭博に熱中し、午前10時から白羊寺で行われた四十九日の法要に出席した。

太字


朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/11 11:09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/11/2012051101001.html

僧侶の賭博暴露、背景に曹渓宗の内部紛争

韓国で最近、僧侶による賭博疑惑が暴露されたことを受け、仏教界が揺れている。 
特に最大宗派・曹渓宗は、今回の暴露が別の事件の「導火線」になるのではないかと懸念している。
仏教界では最近、宗派幹部のスキャンダルを暴露する怪文書が飛び交っているとされるからだ。

問題の疑惑は、曹渓宗の僧侶が先月23日、全羅南道長城郡のホテルで数億ウォン(1億ウォン=約710万円)単位の賭博を徹夜で行っていたと暴露されたものだ。
疑惑は宗派幹部と対立する僧侶ソンホ氏が行ったもので、賭博に参加していた僧侶名を9日、ソウル中央地検に告発した。

今回の事件の発端となったのは、白羊寺(全羅南道長城郡)で起きた住職などの地位をめぐる対立だった。
今回の賭博疑惑で暴露された隠し撮り映像については
「何者かが意図的に仕組んだ事件ではないか」
との疑いの目が向けられている。

しかし、仏教界では宗派指導部を狙った攻撃ではないかとの見方もある。
今回の事件を告発した僧侶ソンホ氏と曹渓宗の元住職、曹渓宗総務院の3者には悪縁が存在するからだ。
ソンホ氏は曹渓宗で現総務院長を務める僧侶チャスン氏の経歴詐称疑惑を指摘、2010年3月から総務院長ポストの当選無効を主張する訴訟を起こし、同年に曹渓宗から僧籍を剥奪された。

ソンホ氏は昨年12月にも「シンドバッド事件」(曹渓宗の僧侶がソウル・江南地区の「シンドバッド」という名の風俗店に出入りしていたことが発覚した事件)の再調査を求めるデモを総本山の曹渓寺(ソウル市鍾路区)前で行った。
ソンホ氏は当時「曹渓寺の住職から暴行を受けた」と検察に告訴した。

ソンホ氏は今回の賭博疑惑で、問題の動画の出所について
「本堂に誰かが置いていったUSBメモリーに記録されていた」
と説明した。
その主張が正しければ、曹渓宗の住職と対立関係にあるソンホ氏に何者かが報復の機会を与えたことになる。
この事件に関与した曹渓寺の住職は5日、辞表を提出し、寺を去った。
さらに10日には、曹渓宗総務院の幹部6人も一斉に辞任した。

仏教界はまた、今回の事件がほかの暴露の呼び水になるのではないかと懸念している。
ソンホ氏のように曹渓宗の現指導部に反感を抱く勢力が、個人スキャンダルの暴露などで、指導部に道徳的なダメージを与えるのではないかとみられているからだ。

仏教界の一部では
「現指導部と対立する僧侶Aが、さまざまなスキャンダル資料を集めた文書を作成し、マスコミと接触している」「ソンホ氏に検察の記者室で暴露するよう促したのが僧侶Aの側近だった」
といったうわさが広がっている。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/11 11:10
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/11/2012051101003.html
僧侶賭博動画、たんすに隠しカメラ設置か

韓国仏教の最大宗派「曹溪宗」の僧侶8人が飲酒・喫煙しながら賭博に興じる姿を捉えた動画が公開されたが、動画には、賭博を行う僧侶たちの姿がはっきりと映っており、画面にぶれなどはまったくない。
何者かがたんすの中に隠しカメラをしっかりと固定して設置し、これを知らなかった僧侶たちが何の疑いも持たず賭博を行っていたようだ。

広角レンズで撮影されたと思われる画面を見ると、右側4分の1ほどと左側の上下の隅のピントがややずれていた。
隠しカメラはおそらくたんすのような家具の内部に設置されていたため、レンズの一部が何かに遮られたようだ。
カメラの位置はトイレと出入り口の反対側、高さは床に座って賭博に熱中する僧たちの視線と同じ高さに固定されていた。
座って賭博する様子を撮影するには絶好のアングルだ。

撮影された時間は2012年4月23日午後8時40分から24日午前9時24分までのおよそ13時間。画面の下段には撮影された時刻が表示されている。
動画によると、5人ほどの僧が白い毛布を敷いて賭博を行っており、残りの僧たちは部屋を出たり入ったりしていた。
僧たちは賭博をしながら酒を飲み、たばこも吸っていた。


 つまるところ、教団内部の勢力争い、ということである。
 格好よく「聖職者」なんていっているが、日本でも韓国でもつまるところ坊主の強欲は歴史に名を残している。
 坊主だって人間だってことだ。
 デキのいいのもいるが、悪いのもいる。
 だから人間だということだ。
 坊主が清らかな心を持つなんて誰も信じていないだろうに。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/12 10:04
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/12/2012051200397.html

賭博騒動の曹渓宗、総務院長名義で謝罪文を発表

 韓国仏教の最大宗派、曹渓宗の僧侶による「徹夜賭博」騒動の波紋拡大を受け、曹渓宗の検察的役割を担う護法部は、賭博に関与した8人全員を呼び出して事情を聞く一方、隠しカメラによる撮影に曹渓宗の僧侶がかかわっていたのかどうかについても調査していると発表した。
 護法部の関係者は11日
 「近く基本的な調査が終了する。
 調査結果によっては、最も厳しい『除籍』処分も考えられる」
と話した。

 護法部は、事件を検察に告発したソンホ僧侶に対する調査を実施すべきかどうかについて、頭を悩ませている。
 護法部は
 「法律的な検討は必要だが、内部の司法手続きを経ずに世俗(一般)の司法機関に告発した行為は宗法(宗教内部の規定)に反しているため、『除籍』状態の僧侶であっても追加の懲戒が可能との立場」
と説明した。
 ソンホ僧侶は2010年に「永久除籍」処分を受けたが、ソウル地方裁判所の決定に従い、特別再審を経て現在は通常の「除籍」の状態だ。

 一方、曹渓宗の総務院長を務めるチャスン僧侶は11日
 「国民と仏教信者の皆様にざんげする」
と題する謝罪文を発表し
 「総務院長として先月の過ちについて自省するとともに、宗派全体がざんげし、自粛する姿勢で精進していきたい。
 まずは私が100日間のざんげ修行を開始する」
と述べた。
 総務院長名義の「謝罪文」が発表されたのは、1994年に起きた曹渓宗の浄化改革運動以来のことだ。
 チャスン僧侶は謝罪文で
 「世間の欲望から離れ、終生の僧侶になるべき修行者たちが、口にするのも恥ずかしい行為に興じ、国民と仏教信者にご心配をおかけしたことについて、深くざんげする」
と発表した。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/12 10:25
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/12/2012051200427.html

【社説】僧侶賭博、宗教者は自らの振る舞いを顧みよ

 韓国仏教の最大宗派、曹溪宗のチャスン総務院長は11日、全羅南道長城の観光ホテルで起きた僧侶の賭博事件をめぐり
 「世間の欲望に超然として衆生(命あるもの全て)の師匠となるべき修行者たちが、口にするのも恥ずかしいような行為を行ったことに対し、深くざんげする」
と発表した。
 総本山の真際和尚も
 「(賭博に関わった僧侶たちは)施しによって食べていく資格がない。
 私が代わりにざんげする」
と話した。
 釈迦(しゃか)誕生日に当たる28日を目前に、仏教最大宗派のトップたちが、僧侶たちの起こした事件をめぐり相次いでざんげする事態となっている。

 「僧侶賭博事件」は先月24日、全羅南道の白羊寺で、この寺の元住職、故チジョン僧侶の四十九日の法要に出席した僧侶のうち、8人が法要前日の夜から当日の朝まで、近所のホテルで飲酒、喫煙をしながら賭博に興じる現場を何者かが隠しカメラで撮影し、公開したことで発覚した。
 賭博に関わった僧侶たちの中には曹溪寺の住職や、国でいえば国会議員に当たる総会委員など、曹溪宗の幹部数人も含まれていた。
 仏教界は今回の事件を故チジョン僧侶の死去後、住職の後任問題であぶり出された内部対立によるものとみている。
 僧侶たちが自らの職を省みず争い、隠しカメラまで動員する姿は、俗世間を裏切るような行為だ。
 しかし国民の視線は、映像の中の賭博場に集中せざるを得ない。

 全ての宗教には修道者がおり、世俗の人たちは修道者の言葉や行動を通じて宗教の教えを受ける。
 人々が修道者を信じ従うのは、修道者たちが厳しい戒律を守り、積み重ねてきた道徳的な権威に納得しているからだ。
 韓国の仏教が衆生の煩悩を鎮め、人生を照らしてきたのも、優れた大僧侶たちの正しい振る舞いが人々の共感を得たからだ。
 僧侶が俗世間の人間と同じように賭博や出世争いに没頭していれば、人々が僧侶に従う理由をどこに見いだすのか。

 近代仏教の大禅師、鏡虚僧侶は
 「よく食べ、よい暮らしをするためにではなく、仏様となり、生と死を超えるために僧侶となるわけで、僧侶の仕事をするのがどうして小さな事でありましょうか」
と話した。
 鏡虚僧侶は皆が避けるハンセン病の女性と寝床を共にしたり、泥酔したまま法堂に入ったりするなど、破戒と奇行を繰り返しながらも、厳しい努力を続け、勇猛に精進した後、悟りを開いて韓国仏教の脈をよみがえらせた。
 最近の仏教界には、鏡虚僧侶の厳しい修行を学ぼうとせず、破戒だけをまねしようとする僧侶が多すぎる。
 宗教の根本、修行の意味を振り返るべき時期に来ているようだ。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/15 11:05
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/15/2012051500935.html

僧侶賭博:曹渓宗の1派が解散

 韓国最大の仏教宗派、曹渓宗の僧侶が徹夜で賭博に興じる映像が暴露されたスキャンダルで、賭博に関与した僧侶らが14日「洗い流すことができない罪について、ひざまずいて懺悔(さんげ)する」とする「懺悔文」を発表した。
 また、曹渓宗内の派に当たる「宗策集団」の一つで、賭博に関与した僧侶2人が所属していた「無遮会」は同日、解散を宣言した。
 無遮会は新たに選ばれる総務院執行部にも加わらない方針とされる。
 今回のスキャンダルをきっかけとして、これまでの五つの宗策集団による「連合政権」が解体されるのではないかとの見方も浮上している。

道義的責任免れず

 無遮会の解散宣言により、その母体である「実践仏教全国僧家会」も道義的責任を免れることはできない見通しだ。
 僧家会はこれまで、カトリックの「正義具現司祭団」と同様の役割を果たし、社会的な対立や政治問題にも積極的に関与した。
 非転向長期囚(思想を改めていないことを理由に長期服役している朝鮮人民軍の捕虜や北朝鮮工作員)送還推進運動(2000年)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領弾劾訴追反対運動(04年)、千聖山トンネル反対運動(05年)に続き、最近には米国産牛肉の輸入に反対するろうそくデモ(08年)、4大河川(漢江・洛東江・錦江・栄山江)開発反対時局宣言(10年)、済州島の江亭集落海軍基地反対集会(今年)などに参加した。

 無遮会は同日、会長を務める僧侶、チャンジョク氏の名義で懺悔文を発表し
 「当事者だけでなく、本会の構成員全員の安逸さ、修行者の精神を忘れた怠け心が招いた結果だ」
とした。

懸命に事件収拾

 賭博関与者の謝罪と無遮会の解散宣言と並んで、曹渓宗は事件の収拾に全力を挙げている。
 会議と発表が相次ぎ「懺悔」「責任」「刷新」といった単語が飛び交った。
 曹渓宗の中央宗会は同日午後2時、議長団、常任委員長、宗策集団代表による会議を開き、4時には曹渓宗の最高指導部に当たる「5院長」(総務院・教育院・布教院・護戒院の院長と中央宗会議長)による緊急会議が招集された。

 会議では
 「同僚が俗世でも非難されるようなことをした責任を痛感している」
 「『護法部』で調査した結果を検察に提出し、公式発表する」
 「出家修行者が財物に触れることがないよう、寺の財政の透明性を高める」
などといった発言があった。

刷新の始まりか

 2009年に現在の慈乗(チャスン)総務院長が就任した過程は、非常に順調だった。
 保守傾向の華厳会、法華会、無量会とリベラル傾向の宝林会、無遮会が一致して無投票で選出したからだ。
 過去に宗策集団が東国大の理事会や主要な寺の住職のポストをめぐり争ったのに比べると「雑音」はほとんどなく、慈乗・総務院長の政治力を印象づけた。
 一方で、支持の見返りとして、総務院の主要ポストが各派の勢力分布に従って分配されたとの声もある。

 今回の賭博スキャンダルで、総務院執行部が退陣したことで、派を超えた人材抜てき、人事刷新が進むとの期待感が高まっている。
 14日に総務部長に任命された僧侶チヒョン氏の手腕も注目されている。
 チヒョン氏は「無所属」で、これまで仏教文化事業団長として「テンプルステイ事業」「寺刹料理事業」などで能力を発揮した。
 慈乗・総務院長も「新総務部長と人事案件を相談する」と語った。

■宗策集団とは

 宗派の議会に相当する曹渓宗中央宗会で、いわば政党の役割を果たす組織。
 本来は宗会議員の僧侶が集まり、宗派の路線である「宗策」を研究する組織を意味した。
 俗世間の政党のように、傾向や必要に応じ、離合集散を繰り返す。
 現在の中央宗会は、華厳会、法華会、無量会、宝林会、無遮会という五つの宗策集団と、どの集団にも属さない一部僧侶ら計81人で構成されている。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/16 10:54
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/16/2012051601094.html

波紋呼ぶ賭博動画、仏教界を揺るがす暴露合戦へ発展
隠しカメラで賭博現場を撮影・公表した性虎僧侶がその後も次々と暴露
曹渓宗総務院も反撃




 韓国の仏教界に最悪の暴露合戦が起こっている。 
 「僧侶による徹夜の賭博」を暴露した性虎(ソンホ)僧侶は15日、今回の賭博事件とは関係ない別の高僧についても
▲ルームサロン(ホステス付きの個室クラブ、ホステスを店の外に連れ出し売春を行うこともある)に出入りしている
▲買春をしながら妾も囲っている
-などと主張した。
 するとこれに対して曹渓宗総務院は性虎僧侶に対し
▲尼僧への性的暴行未遂事件
▲高級車所有
▲寺の職員に対する暴力や公金横領を行っている
-などと反撃を始めた。

■ソンホ僧侶はメディアを通じて無差別暴露

 「僧侶による徹夜賭博」動画を最初に公表した性虎僧侶(54)は15日、MBCラジオ『ソン・ソクヒの視線集中』に出演し、
 「曹渓宗の高僧らはルームサロンに出入りし、買春などを行っている」
と主張した。
 またラジオ出演に先立つ同じ日の朝には検察に出頭し、
 「元老の高僧たちには隠された妻だけでなく、戸籍上の妻もいる」
 「暴露すべき内容はまだたくさんある」
などと証言した。

 性虎僧侶はラジオで、
 「ミョンジン僧侶と慈乗(チャスン)僧侶(曹渓宗総務院長)は以前(2001年)、江南でもフルコース・ルームサロンとして知られるシンバッドと言う高級店に出入りし、買春を行っていた」
 「総務院長は自分を告訴すればよい」
 「ミョンジン僧侶は“自分だけは買春をしたことはない。
 自分を外せ”と言ってきたので外した。
 しかし総務院長は何も言ってこない」
などと主張したが、証拠は提示しなかった。
 性虎僧侶はさらに、
 「慈乗僧侶のことを“僧侶としての履歴を3年も偽った泥棒野郎”と書いた怪文書が広まったことがあるが、(総務院は)自分がこの文書を広めたと主張し、集団で暴行されたことがある」
とも語った。

 僧侶の賭博については、
 「一般の人にとっては衝撃的だろうが、宗会委員や宗策集団の集会だと、賭博でやりとりされる額はもっと巨額だ。
 マスコミが知らないだけで、彼らの中にはフィリピンやマカオ、ラスベガスなどで数百億ウォン(100億ウォン=約7億円)を一度に失った僧侶もいる」
と述べた。
 「隠しカメラを使った計画的暴露」
との指摘については、
 「すでに崩壊している曹渓宗と、国民と信者をあざむく執行部に対して厳しい鉄槌を下し、曹渓宗を立て直すための真理の刃(やいば)だ」
と主張した。

■曹渓宗「破廉恥な行跡で除籍された人物」

 一方、これまで直接のコメントを避けてきた曹渓宗総務院も、この日は反撃に乗り出した。
 総務院は
 「僧名を使わず俗名を使う」
とした上で、「除籍者チョン・ハンヨン」と名指しし、
 「総務院長が買春を行ったなどの発言は事実に反するため、直ちに名誉毀損でソウル中央地検に告訴した」
と発表した。
 さらに
 「教団を陥れるだけでなく、様々な破廉恥行為により数々の問題を起こしてきたチョン・ハンヨンの発言については、これまで直接のコメントは自制してきた。
 しかしその後もチョン・ハンヨンはマスコミを通じて虚偽の事実を次々と語り、教団をさらに侮辱しているため、これ以上は黙認できないと判断し、断固たる対応に出る」
とコメントした。

 総務院は「除籍者チョン・ハンヨンの司法関連事案」と題された文書を公表し、その中で
 「尼僧に対する性的暴行未遂事件」
 「外国製高級車の購入や寺の公金を横領した事件」
など、性虎僧侶による過去の行跡や、これらに関連する裁判所の事件番号をすべて公表した。
 曹渓宗は
 「2004年12月のある日、夜11時ごろ、寺の建物の中で尼僧に対して性的暴行を加えようとしたが、被害者の尼僧とその母親(尼僧が所属していた寺の施主)が抵抗したため、2人を押し倒して暴行した。
 この事件で母親は障害を患い、6年間の闘病後に死去し、尼僧も小腸が破裂して手術を受け、今も後遺症に苦しんでいる」
と主張した。

 さらに
 「寺の公金を使ってリンカーンLSやフォード・エスケープなどの高級外車を購入し、私的に乗り回している」
とした上で、車両番号を公表した。

 総務院はさらに
 「2011年に住持を解任された寺を取り戻す、と叫びながら、寺の中にいた職員をドライバーで刺し、また寺の中にあった器物を破壊したとして、暴行傷害の容疑で今も全州地裁において裁判が行われている」
 「住持だった当時、金塘寺(全羅北道鎮安郡)の文化財関連資料を持ち出して換金し、これを使い込んだ容疑についても全州地検が捜査を行っている」
 「総務院を相手取った100億ウォンの損害賠償訴訟、総務院長の当選無効訴訟、職務停止仮処分、私文書偽造など、15件にわたる告訴・告発を乱発している」
などと明らかにした。
 曹渓宗の関係者は、
 「(性虎による暴露は)虚偽の内容が非常に多いため、16日に護法部長が事実関係について説明する予定だ」
と述べた。

 性虎僧侶は総務院による上記の発表内容について、
 「尼僧関連の訴訟は曹渓宗の強要によるもの」
と主張し、さらに
 「高級外車はウンサ僧侶のために分割払いで購入した」
 「暴力事件は正当防衛」
 「横領は事実無根」
などと反論した。

■出家人という本来の立場に戻れ

 現在の状況について曹渓宗のある元老僧侶は、
 「俗世間でも非難を受けてあまりある徹夜の賭博や飲酒も恥ずかしいことだが、それを隠しカメラで撮影し、暴露する行為も仏教の教えに反する」
 「出家した者としての本来の立場を忘れてしまったため、このような問題が起こる。
 お釈迦様は何もない状態から修行を始めたが、われわれにはお釈迦様の教えがすでにあるので、仏法に根本から回帰しなければならない」
と指摘した。

 曹渓宗総務院長の慈乗僧侶とその他の僧らは、個別のインタビューなどには一切応じず、黙々と108回の敬礼を捧げた。


 話がどんどんおもしろくなってくる。
 そうでなけりゃ、つまらない。
 なんたって、この世で一番できの悪い人間が坊主。
 何しろ口先ではうまいこというが、まあ体の仲はドス黒い欲望がうずまいている人種。
 さあ、もっともっとおもしろくなあーれ。
 



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